ファシリテーションスキルを磨くはじめの一歩「FACILIFULNESS(ファシリフルネス)」ワークショップ

2019年6月14日、東京都大田区の富士通ソリューションスクエア内に開設された「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」にて、「ファシリテーションスキルを磨くはじめの一歩『FACILIFULNESS』ワークショップ」と題したイベントを開催。

FACILIFULNESS(ファシリフルネス)」とは「ファシリテーション」と「フルネス」を掛け合わせて作った造語です。

4月8日の「あすよみ」でも取り上げたベストセラー本である「FACTFULNESS」のパロディだとお考え下さい。「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」とは、「データを基に世界を正しく見る習慣」を意味します。

つまり、「FACILIFULNESS(ファシリフルネス)」とは、言うなれば「場づくりを日常の場面で活かす習慣」となります。

「場づくり」に必要な、「場の空気をよむ」そして目的に応じて「場の空気をかえる」という2つのスキルを合わせて、「エアー・コンディショニングスキル」と名付けました。

ちなみに、最新のエアコンにはAI(人工知能)が搭載され、床や壁の温度を検知し、「湿度」まで調整できるほど進化しています。

今回の「あすよみワークショップ」は、ファシリテーションに興味のある初心者の方が対象です。そしてなんと、嬉しいことに高校生が3名も来てくれました。

プログラムの流れはざっくりと以下の通り。

  1. あすよみについての紹介
  2. 参加者同士の自己紹介
  3. ワークショップ(前半)ファシリフルネスの探求
  4. ワークショップ(後半)ファシリフルネスを日常でどう活かすか?
  5. 振り返り

ワークショップの前半をガイドしたのは、あすよみサポーターの宮木 俊明(ミッキー)さんです。

前半では、ファシリフルネスの活かせる場面をポストイットに書きだし、それらの場における各自の体験談をテーブルごとにシェアしました。

たまたま参加していたGraphic Catalyst Biotopeの山野さんに描いていただきました

そして、そこから見えてきた「ファシリフルネス」に必要(大切)な要素を書きだしました。「共感」というキーワードが一番多く書かれていたのが印象的でした。

後半は、あすよみ発起人兼サポーターのマサがガイドしました。

後半パートの狙いは、前半で共有した様々な場面から見えてきた「エアー・コンディショニングスキル」を、明日からの仕事や私生活に活かしてもらうことです。

参加者それぞれが持っている「リアルな場」でありしかも、「あまり快適ではない場」について、その状況や課題をシェアし、みんなで「ファシリフルネス」の視点からアイデアやヒントを出し合いました。

あらためて参加者の多様性に触れ驚いた方や、似たような境遇の方がいて共感した方などいらっしゃったのではないでしょうか。他の参加者からもらったアイデアやヒントをぜひ日常で活用してみてください。

最後に、グループ毎に「ファシリフルネスで大切なこと」を短い文章にまとめていただきました(本ページの最後に写真がありますのでぜひご覧ください)。


参加された方の感想(一部) 

  • 人の意見をフラットに聞くこと、言語化すると頭の整理になる
  • 同じチームの方々の現場をシェアし聞けたことがよかった。一人一人の心に寄り添って、場を進めていくことが大切だと分かりました
  • ファシリテーションを定義しないのが良かったです
  • 普段関わることがない方達と、同じ話題で色々な意見を共有することができたことがよかったです
  • はじめてお会いしする方と前向きな意見交換ができてとても楽しかったです
  • 自分のイベントに使えそうなことが沢山わかった
  • 様々なバックグランドの人がそれぞれの課題を共有できた
  • 自分の持っていない考えを得ることができました
  • 各自の意見を言う場面が何度も設定され、多様な話を聞くことができたことがよかった
  • 本当にバラエティにとんだメンバーで意外な話が聞けた
  • いつも楽しい。色々な視点をもてた
  • 具体的な手段が色々学べました
  • 安心安全な場で楽しかったです
  • 実践形式がよかったです!
  • 一緒に話しながら、共感して進められて、そういう考え方があるんだ!と思えました
  • 真面目な話ができるのって良いな
  • ファシル力は会議だけでなく、日常のあらゆる場面で使える、または使っていたことに気付いた

フォトレポート

当日の様子を写真でお伝えします。